整骨院で取り扱う健康保険とは？

肩こりや腰痛でも健康保険を使って治療できるの？
どんな症状なら使えるの？
そんな疑問にお答えしていきます。

健康保険の適応は？

健康保険が適用されるのは、外傷性の疾患です。すなわち骨折、脱臼、捻挫、打撲、肉離れなどが主です。これらに対する治療が健康保険の対象となり保険診療を受けることができます。

よく患者さんから、『痛みがあれば健康保険は使えるの？』というご質問を受けることがあります。痛みがある場合は健康保険を使えるイメージもありますが、痛みがあったとしても健康保険の対象ではない場合がありますので注意が必要です。

先ほど外傷性の疾患と言いましたが、これは正確には急性外傷を示します。

『急性外傷』というのは

・痛めた原因がはっきりしている

⇒転んだ、捻った、走った瞬間痛みが出たなど原因がはっきりしているものが対象です。

・急に痛みが出てきた

⇒徐々に痛みが出てきた、練習後から痛みが出てきたなどは対象外になります。

徐々に痛みが出た場合などは痛い部位ではなく他に原因がある場合が考えられます。

その他に

・痛めてから時間がたっていない（一ヶ月以内）

⇒痛めた原因がはっきりしていたとしても、治療を開始するまでに期間が空くと、現在の症状と原因に因果関係がないと判断される場合もあります。また何ヶ月も前に痛めその後治ったが、また痛みが出てきたものも対象外になります。

また健康保険の治療は再発予防や根本原因の治療はできませんので、症状によってはリハビリやトレーニングがかなり大切になります。　

・健康保険の料金は？

健康保険の料金は症状や負担割合にもよりますが、初診は2000円前後、二回目以降は500円前後が一般的です。

なぎ整骨院での改善方法や料金は？

当院では根本的な原因の解決を目的に治療を行っております。
なぜ痛みが出たのか？なぜ同じ部位を何度も怪我してしまうのか？
これら根本原因を特定し、早期復帰早期改善に努めます。特にぎっくり腰やスポーツでの怪我は根本からの改善をしないと再発がつきものです。再発を繰り返している方は、痛い患部ではなく他に原因があるかもしれません。

注意が必要！？気がつかないうちに…巻き込まれているかも

最後に整骨院で健康保険を使う際の注意点をお話しします。
実は気がつかないうちに健康保険の不正請求に巻き込まれているかもしれません。
不正請求！？って？
先ほどのところで健康保険の対象は『原因がはっきりしている怪我』とお伝えしました。このブログを読んで頂いている方の中には肩こりや腰痛などで整骨院に通院した経験がある方もいると思います。疲れがたまると肩や腰が痛くなる。といった症状もあり、しかしこれから症状は健康保険の対象ではありません！！もちろんお辛いのは重々理解しておりますが、この症状で健康保険を使ってしまうと後々大変なことに巻き込まれることもあります。
さらに最初はしっかりとした原因があって通院していたけど、改善した後もその流れで健康保険を使い通院してはいないでしょうか？改善した後の健康保険を使用しての通院は禁じられています。でもどれで健康保険使ったのかわからないですよね？
その見極めがレセプトという書類にサインをしたかどうかです。この書類にサインをしている場合は健康保険を使用しています。肩こりや腰痛で行ったけどサインをした。怪我が治った後もサインをしている。そんなことがあったらすぐに治療院を変えることをおすすめします。そのまま続けていると後にお金が請求されたり、健康保険の使用や通院が認められない。最悪の場合逮捕されるケースも稀にあります。みなさん適切に健康保険を使用している治療院へ通院しましょう。